この号の内容
- 夏こそSmartな第一印象で。大事なみだしなみ
- やはり大事なTPO
- 夏はだれでも暑い
- 習慣にしたいこと
夏こそSmartな第一印象で 大事なみだしなみ
夏本番です。そこで、お目にかかるビジネスマンの中でも暑いながらみだしなみに気を使っている方におめにかかるとほっとするのは、私だけではないと思います。
ビジネスにおいてみだしなみは、だれの為かというと、私は「自分の自身の為」、「職場のいいコミュニケーションの為」、「会社の信条の表現の為」だと思っています。
第一印象は結構後を引きます。いろんな方の解説を見ていると、対面した後の20~30秒で第一印象が決まるようです。初対面であれば、最初の20秒ほどが、その後の取引の間ずっと引きずる印象だとすると、よい印象をもっていただくのが必要だというのは言うまでもないことと思います。人はみなこのようなことを経験で知っているので、初対面のシーンでは「よい印象を与えたい」と思うばかりに緊張をするのでしょう。
また、毎日会う職場の仲間でも、朝の第一印象はその日の人付き合いのイメージに影響するというものです。 そして経営者の皆様にとっては、もし第一印象を気にしない社員がいるとしたら、どうやって注意をするかが悩みの種になっていることもあるでしょう。
会社で働いているすべての人は、「自分の自身の為」、「職場のいいコミュニケーションの為」、「会社の信条の表現の為」にみだしなみでよい表現ができるようになっていただきたいと思っています。
やはり大事なTPO
ただし、みだしなみの基準というのが決まっているものがないのが難しいですね。個人の好みや、体質や、季節的な環境、そして会社の業種や信条にも左右される分野で、あいまいなゆえに工夫することが楽しい領域です。
結局ひとことで言うならば、TPOに応じたみだしなみが求められているということでしょう。改めてTPOを書きますと、その時(Time)、その場所(Place)、その場合(OccasionまたはOpportunity)で、社会生活の中では、時と場所と場合に応じた身だしなみや、態度や服装が求められています。
例えば、ロールアップパンツに、ビジネスポロシャツで涼しく決めて、足元は素足にローファーの男性が、先進的な技術を売りにするシステム開発会社の打ち合わせに参加していたら、とてもいい印象かもしれません。しかし一方で、銀行マンが融資査定の時にこうした服装で打ち合わせに現れることは想像すらできません。
ただし、この社会的な一般認識も今のところの世間基準であって5年後に同じように続いているかどうかは定かではありません。
夏はだれでも暑い
たくさん汗をかく季節は、自分の前にいる人は、見た目の涼しさを求めていると思ってもいいかもしれません。特に男性は目を引いてくれるネクタイをしない夏のスタイルは、視点が分散して頭からつま先まで、みなりの全体のバランスを見られているように思います。さあ、いい印象をどうやってつくりましょうか 。
習慣にしたいこと
さて、ここまで読んでいただいた、ほとんどの人は日ごろ実は身だしなみに気を使われている方々と思います。困るのは会社の社員や部下にみだしなみがよろしくない人がいて、どのように注意をしようかと思っておられることではないかと思います。
特に上司が部下にみだしなみの注意をするとき、パワハラと取られてしまうのではないかと躊躇することもあるのではないでしょうか。
例えば、厚生労働省のワーキンググループが提言したパワハラの定義のひとつに「私的なことに過度に立ち入ること」というのがあります。私はみだしなみは初めに書いたように、「自分の自身の為」、「職場のいいコミュニケーションの為」、「会社の信条の表現の為」にあると考えており、個人への干渉だけではないですし、アドバイスのし方が工夫のしどころだと思います。しかし、部下が誤解しないようにしたいものです。
このアドバイスのコツとしては、その人の表に現れている事象を注意して、人格を尊重することを忘れないことではないでしょうか。
そこで最後に、みだしなみの確認と社員習慣にしてほしいと伝える項目の一覧や、アドバイスのNGワードをまとめておきますのでよろしければお使いください。
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クールビジネスで軽装になるときほど身だしなみに気を付けたいですね